点眼でただれる場合は?

渡邊一郎川崎医科大付属病院眼科医長
渡邊一郎川崎医科大付属病院眼科医長

 Q: 左右の視力の差が左0.3、右1.0とひどく、緑内障の気があるので、半年前に眼科でミケラン点眼薬をもらい、使用しています。今年3月ごろから目のふちがただれる症状があり、タリビット眼軟膏(なんこう)をもらい、点眼後にふき取り、ぬるま湯での目のふち洗いをしています。両目のふちがはれあがり、薄皮がむけ、目尻が切れて血が出るので、点眼を止めると2日ほどできれいに治ります。こんな場合、点眼をやめるわけにはいかないのでしょうか? アレルギー性鼻炎や皮膚炎等はありません。よい治療法があれば助言をお願いします。

 (岡山市、67歳女性)

回答者 川崎医科大付属病院・渡邊一郎眼科医長

 他の治療薬に変更検討も

 A:緑内障という診断で、視力にも影響が出ているようですので、点眼薬治療は必要と思われます。一般的には、点眼薬によりまぶたの皮膚があれることは時々あることですが、原因は点眼薬が皮膚に残っているために刺激になっている、もしくは点眼薬によるアレルギーが考えられます。通常は点眼後にきれいにふき取ったり、水で洗い流したりすることで落ち着くことも多いのですが、それでも落ち着かない場合は、点眼薬によるアレルギーが考えられます。点眼薬によるアレルギーは、ステロイドの点眼や外用ステロイドの軟膏(まぶたの中に入ってもいいものもあります)を使用したりすることで、点眼使用期間中のアレルギー症状を抑えることが可能なものもありますが、緑内障という病気の治療は生涯にわたって続けなければならないことが多く、ステロイドを併用した治療を一生涯にわたって続けることも現実的ではありません。またステロイドは局所治療であっても副作用で眼圧が上がってしまう方もまれにおられますので緑内障の方には特に注意が必要です。緑内障点眼も数多くの種類がありますので、主治医に相談し、他の緑内障治療点眼薬に変更してもらうことも一つの方法と考えます。

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(2010/7/27)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

    眼科    
川崎医大附属病院    渡邊一郎    



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昭和48年12月に開設、その後認知症専門技術センター(旧 老人性痴呆疾患センター)設置病院、高度救命救急センター、特定機能病院、エイズ治療拠点病院、災害拠点病院(地域災害医療センター)、地域周産期母子医療センター、地域がん診療連携拠点病院の指定を受けています。また、平成11年からドクターヘリを配備し、平成13年から本格的に運用が開始され、地域に貢献しています。

1.安全で専門的かつ最高水準の医療提携体制:ドクターヘリ、救急科、高度救命救急センターがあり、救急患者を24時間受け入れています。また、がん、心臓病、脳卒中、糖尿病など生活習慣病、小児、高齢者、婦人病、広範囲に専門高度な治療を行う専門医や、病巣を見抜く画像診断医、抗がん剤を投与する腫瘍医、カテーテルで血流障害を回復させる循環器医、脳梗塞などの薬物療法を行う脳卒中医、手術を行う執刀医らがそろっています。
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