重い心臓病のため米国での移植手術を希望し、6月に1歳で亡くおびかきななった小比賀姫那ちゃんの支援団体「きなちゃんを救う会」は、手術のために集まった募金約1億800万円のうち6千万~7千万円を岡山大病院(岡山市北区鹿田町)に寄付することを、27日までに決めた。
同病院は寄付金を、移植や難病治療で遠方から訪れる患者や家族のための院内の宿泊施設建設に充てる意向を明らかにした。
寄付金は、他県の移植を待つ患者らへの寄付分と経費を除いた全額で、9月下旬にも贈る。姫那ちゃんの父親・裕也さん(24)=倉敷市=が「娘と同様に苦しむ患者さんのためになれば」と、心臓移植実施施設となる同病院の佐野俊二心臓血管外科教授に打診。救う会も了承した。
同病院は以前から、患者らのために安価な宿泊施設を入院棟屋上に設置する計画を検討していた。10家族が一度に入れる規模を想定しており、建設費は約1億5千万円。
裕也さんは「募金の多くは岡山の方々からいただいており、地元で役立ててほしい」。佐野教授は「多くの患者さんの負担軽減につながる。ありがたい」と話している。
姫那ちゃんは昨年、拡張型心筋症の一つ・左室ちみつ心筋緻密化障害と診断され、根本的な治療は移植しかなかったが、容体が急変し6月16日に亡くなった。7月17日、小児にも国内移植の道を開く改正臓器移植法が本格施行された。
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患者・家族 県南東部 |
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岡山大学病院 小比賀姫那 佐野俊二 |
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