
矢掛町国民健康保険病院(矢掛町矢掛)/笠岡・井原地域
|
2005年12月7日掲載 | |||||
矢掛町役場の北に真新しい外観の建物が見える。矢掛町国民健康保険病院は、八月に改築改修工事が完了したばかり。 鉄筋コンクリート四階。病床数を百三十一から百十七に減らし、一人当たりの面積を九平方メートル(従来四・三〜七平方メートル)に拡大するなど、より快適な療養環境を整えた。 診療科目は内科、外科、婦人科、耳鼻咽喉科、眼科、整形外科、皮膚科、リハビリテーション科、麻酔科。内科医四人、外科医三人の計七人が常勤。その他の診療科は岡山大、川崎医科大から派遣される専門医師が診療に当たる。原浩平院長(63)は外科を担当している。
外来では循環器内科、リウマチ科の診療も週一回行う。倉敷中央病院とインターネットを活用した画像伝送システムも構築し、脳外科分野での診断に役立てている。検診では二〇〇〇年に県内でもいち早くマンモグラフィー(乳房エックス線撮影)による乳がん検診をスタート。〇三年にはMRI(磁気共鳴画像診断装置)を使った休日脳ドックも始めた。 リハビリテーション分野での積極的な取り組みも同病院の特長。改築改修工事では、リハビリスペースを従来の約三倍の四百五十平方メートルに広げ「総合リハビリテーション施設」としての機能設備を充実。理学療法士五人、作業療法士二人、言語聴覚士一人(非常勤)をそろえ、日常生活に復帰するための治療や介護予防を展開している。 「地域でできることを地域で行うことが、患者や家族の幸せにつながる。地域の他の医療機関とも連携しながら、住民に信頼される病院運営を進める」と原院長。町健康管理センターや老人保健施設「たかつま荘」を併設し、治療だけでなく病気予防など保健・医療・福祉の包括的ケアに取り組める自治体病院の特性を生かし、質の高い医療の提供を目指している。 |
||||||