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遺伝子欠損で脳皮質萎縮起きる
アルツハイマー病解明も

 アルツハイマー病や白血病との関連が注目されている「CALM」(カルム)という遺伝子が欠損すると、脳室の拡大や脳皮質の萎縮が起きることを奈良女子大大学院(奈良市)の大学院生鈴木麻衣さんと渡辺利雄教授(分子生物学)が初めて発見し、22日発表した。

 渡辺教授は「これらはアルツハイマー病の症状の一つ。発症の仕組みの解明につながる成果」としている。

 鈴木さんらはCALM遺伝子が働かないマウスを作製。すると脳室の拡大や、脳皮質の萎縮が見られた。また通常のマウスよりも小さく、ひどい貧血の症状があったほか、赤血球の減少や形態異常があった。

 CALM遺伝子は細胞内外の物質輸送に関わり、輸送が正常に行われないと細胞内で滞留が生じ、アルツハイマー病や白血病になるのではないかと考えられている。

 今回の研究で、赤血球を作るのに重要な遺伝子であることも分かった。

 成果は米科学誌プロスワン電子版に発表した。

(2012/2/22 20:43)

※登場する団体・人物は掲載時の情報です。

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